ナイキジュニアマスターズ2001
2001年11月・・・ナイキジュニアテニストーナメントのマスターズ(各国代表戦)がバハマのパラダイスアイランドで行われました。
その、決勝を観ていて、何が光っていたのか?のメモが出てきました。
参考になるか・・・わかりませんが、一応残しておきたいと思います。
COURT SURFACE : HAR-TRU(グリーンサンドのクレー)
U12 BOYS
WINNER : ROUMENOV GUEORGUI(ESP)
RUNNER UP : PERALTO EDUARDO(MEX)
・サーブの確率の高さ
・バランスの高さ(キープバランス)
・ポジショニングの多様さ
・高い打点からのヒッティング
U12 GIRLS
WINNER : GABARRUS MAITE(ESP)
RUNNER UP : ZEC-PESKIRIS ALJA(SLO)
※この試合はスペインの子の圧勝だった気がします。とにかく、憎らしいほど堂々と、落ち着いたプレーでした。
・バランスの高さ
・プレースメント(ボールコントロールの正確さ)
・サーブの確率
・アングルショット
・メインポジションはベースライン
・高い打点を維持
・ドロップショットの質
U14 BOYS
WINNER : LACKO LUCAS(SLV)
RUNNER UP : DESEIN NIELS(BEL)
※優勝したルーカスくんはコントロール重視のオールラウンド、準優勝のニールくんはベースラインから高い打点で打ちまくる(でもミスがない!)攻撃的ベースライナーでした。
・配球の深さ
・高い打点からのアングル
・ファーストサーブのパーセンテージ
・アンフォースドエラー(凡ミス)の少なさ
・高い打点からのスピードあるサーブ
・サーブのプレースメント
・相手のセカンドサーブをリターンエース
・クロスへのパワーのあるバックハンド
・コート外からのショットの確実さ
U14 GIRLS
WINNER : GAJDOSOVA JARMILA(SLV)
RUNNER UP : PEER SHAHAR(ISR)
※U14の女の子のゲームはオープンレベルに近いですね。粗さはあります。個人的にイスラエルチームと仲が良く、一緒に練習していたので、ピアーちゃんには勝ってほしかったなあ・・彼女はAIGジャパンオープンにも参戦したことがあり、今年のオーストラリアンオープンでは準決勝?でビーナス・ウィリアムズに負けました。
・アングルショット
・バランスの良さ
・スィングボレー
・サーブスピード
・配球の深さ
・姿勢の良さ&キープ
・バウンド後に高く跳ね上がる
・サーブのパーセンテージ
U12、U14ではまだ筋力的にオーバーヘッドの破壊力がないため、セカンドサーブに対してリターンエースを狙います。そのため、必然的にファーストサーブのパーセンテージの高い選手が優位となっていました。
また、上記に書いた光っていた点は、世界中どのコーチも言うような当たり前のことですが、その当たり前のことを、当たり前のようにこなしているところがやはり違うんだろうなあ・・。
余談ですが、僕はストリンガーをやっていましたが、それほど選手は張りあがりにこだわっていないようでした。マシンもスプリングアクションのマニュアルでした。欧州からの選手が多く、暑いバハマとは張りあがりも違うはずです。
にも関わらず、コンプレイン一つなく淡々とプレーをする選手たちに頼もしさを感じていました。
これまた余談ですが、実は日本からもエントリーはされていました。が、直前になってキャンセル・・・そう、同時多発テロの2ヵ月後だったんです。
でも、キャンセルしたチームは日本だけ・・・・
同郷の選手に会えず終いの僕は、『世界の中の日本』に、頼もしさは感じませんでした。
トーナメント終了の夜、セレモニーが終わった選手たちは異国の選手とも仲良くなり、ビリヤードなどを一緒にやったりしていました。言葉が通じやすいから・・というので同じチームの子とばかりいる、なんてことはありませんでしたよ。
テニスはどんどん相手を外に求め、強くなるもの・・・その辺のことを、よくわかっているんですね。そういう環境に慣れているからかな?
僕が日本でコーチを続けている原点は、ここにあるのかも知れないな・・・
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