リューテニ・渚園強化合宿の巻その2
その1からだいぶ時間が経ってしまいました。
僕の悪い癖です、はい。
開き直って行きますね^^
この合宿には実は目標とテーマがありました。
目標は、一つでも多くのショットバリエーションをマスターすること、
テーマは、自主的行動を通じてチームスピリットを強化することでした。
オンコート練習は1日目8時間、2日目6時間です。
ショットバリエーション・・・つまり、いろんなショットを身につけようね!ということです。が、理解してもらう必要があることがありました。
それが、コートを8つにわけたゾーン(ボールのプレースメント)と、ポジショニング(自分の打球地点)です。
テニスは組み合わせでポイントを取っていきます。その組み合わせというのはいくつもあります。心技体、というのもそのひとつと考えられますね。
今回は①どんなときにどこから、②どんなボールを打っていくか、というのに焦点を当てたわけです。
特に!8つのうち、ひとつは実は『打ってはいけないゾーン』で、これを知り、なぜ打ってはいけないかを理解することが大切でした。
プレーヤーズの選手たちは、実技テストによって、いかにそのゾーンに打ちまくっていたかをわかった上で、練習を始めたのです。
テニスというのはゲームです。ゲームには攻略法があるものです。
ただ、攻略法を知っているだけでは勝てません。『それを知った上での意味のある練習』が必要です。
合宿明けの練習では、その打ってはいけないゾーンに打つ回数が減ってきたので、彼らはちゃんと理解し、考え、自分のものにしつつあるのだと思います。さすがっ!
さて、テーマは自主的行動を通してチームスピリットを強化・・・ん?なんだか矛盾していない?
これですね、強いチームというのは、内側を向いて談話しているような『仲良しクラブ』ではないということです。
例えるなら、サバンナの中で自分の子を守ろうとする、パパライオンとママライオンです。彼らは、子どものほうを気遣って子どもを見ているのではありません。外敵に襲われないように、パパママは子どもを中に囲い、外を見ているわけです。
そこには、お互いが責任を持ち、お互いを信じ、助けるときには助けるという関係があります。
2日間を通し、選手たちはそれを実践できたか・・・それは、これからわかるでしょう・・・