RTAワールドツアー2008の1日目:5月21日(水)
本日から来週月曜まで、全てのスクールコースでは『RTAワールドツアー2008春季(アジア&オセアニアエリア)』が行われます。クラスレベルに応じた試合方法があり、それぞれの時間の優勝、準優勝者にはクラスレベルに応じたポイントを、全ての参加者にも1ポイントが与えられます。また、それぞれの時間には国名があてがわれ、優勝者にはその国で優勝した証として、賞状が授与されます。
【チャレンジャーズ】
5人が参戦。最初の15分間はウォームアップタイムとして、自由行動です。いつも行っているストレッチやボール遊び、ネット打ちなどを自主的にやっていました。自主性の育成を念頭に指導はしていますが、よく考えると小学低学年ですから、自分でできるのは立派なことですね。その後、みんなでラリーをし、試合の説明、世界地図からこのクラスにあてがわれた国、イスラエルの場所探し(Sちゃん、ご名答!)をし試合開始。
チャレンジャーズはサービスコートを使ってソフトボールでの4点マッチ。サーブは2本あります。5人だったので、総当たり戦で行いました。試合に入っていない子は、自主練でネット打ちをしてました。
さて結果は・・5位Sちゃん、4位Nちゃん、3位Mちゃん、2位Jくん、1位Kちゃんでした。Kちゃんは昨年度のRTAワールドツアーでは一度も優勝ができませんでした・・が、今回はサーブをファーストからしっかりとコントロールし、相手の速いボールにもうまくラケットを合わせ、しっかりと点数を取っていました。JくんはCM撮影のため上海に行っていてテニスが久しぶりだったこともあるかな・・相手のボールにうまく対応できていませんでした。Mちゃんはサーブが明らかに上達しており、Jくんを倒したりしました。Nちゃんは初の試合でしたが、ルールをしっかりと覚え、がんばりました。Sちゃんは勝てなくて落ち込むことが何度かありましたが、気づいたらネットを相手に自主練をし「今日はサーブの練習しないの?」と意欲的な発言まで!少し前まで、サーブの練習になると、理由を作ってコートから離れていた彼女が、大きな成長ですね^^。これはコーチとして、めちゃうれしいです。
Kちゃん、初優勝おめでとう!
全クラス分の賞状です
試合前の自主練中
【強化】
3人が参加。最初は決められた場所への打球をしてのラリーを。なかなかイメージどおりに打てないようです。みると、2人ともボールを打とう、という気持ちが強く、飛んできたボールへ意識が足りないようです。その後、ショット練習、サーブ練習、パターンドリル、タイミングに意識を持つ練習を。ミスをしたときに、原因を探るというのはできるとき、できないときもあるようですが、癖はついてきたようです。
今日はさらに、原因を探り、どうすれば良くなるのかを考え、身体で表現することを指導しました。感覚でプレーをすることになれると、『気づき』のレベルが落ちてしまいます。気づき、とは、情報収集力です。相手のほんの小さな仕草から弱点を捜し当てたり、ボールを見てバウンド後を予想するなど、プレーの質を高めるには非常に大切な能力であり、トレーニング次第で高めることが間違いなくできる能力です。普段の当たり前に行っている自分の動作や仕草、癖など・・靴はどちらからはくのか、身体を洗うときはどこから洗うのかなど・・・そのようなことに目をむけることで、気づく能力が高まるのです。そういえば、坐禅のときに住職さんより『当たり前』『当然』な物事に対して疑問を持ち、探求することでしか奥義となるものは身につけれられない、決してコーチから教わったり、本に書いてあるわけではありませんよ、と話をされていました。
そのような意識を持つ習慣を付け、練習に取り組んでもらいたいと思いますし、そのような習慣が付くような指導をしていきたいと思いました。
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