テニスと8対2の法則:7月9日(水)のレッスン日誌
リューテニコーナーに置いてある『アリプール』
・・・いや、ありの巣観察キット。先日つかまえた15匹(くらい)が順調に巣を掘っています。グーッと下まで掘り進んだと思ったら、急に方向を変えてまた上の方に・・Uターンをするように掘り進んでいます。
80対20の法則というのがあります。僕が上野で酒造メーカーの営業をしていたときに学んだ法則です。別名、パレートの法則といいます。これは、スタッフの8割の者が2割の利益を生み、2割の者が8割の利益を生む、といった、世の中に存在する、どうにもならない不均衡を法則化したものです。努力の2割だけが、8割の利益を生み出すのだから、やるべきことを選択し、集中することが大切ですよ、ということですね。
わかっちゃいるけど、なかなかねえ・・
さておき、この法則はありさんにも当てはまります。8割のありさんは実は働いているようであまり巣作りには貢献しておらす、2割のありさんが巣作りの8割を行っているようなのです。実際に確かめたわけではないですが、確かに巣とは関係のないところでたむろっている数匹が・・・
この法則、テニスに当てはめることもできそうだったので、むかーし、考えてみたことがあります。テニスのショットっていろいろあるけど、実はそのうち2割の技術だけで、8割のポイントを取っているのかな?とか、ひとつのトーナメントで2割の選手だけが、8割のポイントを取っているのかな?とか・・。これも確かめたわけではないので、答えは定かではありません^^
とにかく、パレートの法則を確かめに、リューテニコーナーのアリプールにぜひ足を運んでみてください!
【チャレンジャーズ】
6人が参加。KちゃんとMちゃんは、なんとこれからS小学校から歩いて来る(!)ことにしたらしく、今日はファーストステップでその半分くらいのレストランニューヨークシティから歩いてきたようです、wow! それがすごーく楽しかったらしく、疲れた?と聞くと二人ともぜんぜん平気なようです。すごーい!交通事情が心配ではありますが・・・。
さて、ウォームアップの前の自主練で、Nちゃんがボールを違うところに飛ばしちゃって「どうしてそっちに飛んじゃうの?」と叫んでいたので、これは!と思い、早速みんなを集め、一つずつボールを渡し、「もし飛ばしたい方にボールが飛ばなかったとき、ボール君に「どうしてそっちに飛んじゃったの?」って聞いてごらん。そのときに、ボール君はなんて答えるかな?」と聞いてみました。すると「ちゃんと僕を見てくれなかったからだよ」「しっかりスイングしてくれなかったからだよ」などと返してくれました。しっかりとミスのときに原因をチェックする癖がついていることが、チェックできました^^
ランニング、ダイナミックストレッチ、スピードトレーニング、ボール遊び、イメージトレーニングを。その後、少し長めにフォアとバックの練習。チェックポイントを確認しながら素振り、ボールを打つ練習を行いました。チェックするポイントが分かってきたようで、全員素振りをしっかりとできた点でみんなの成長を感じました。素振りが飽きない・・・このことは強くなる基盤を作るうえで、非常に大切なことと思います。それがみんなしっかりと取り組めているというのは、コーチとして非常にうれしいです。
サーブの練習では、サーブが入る子と、まだあまり入らない子にそれぞれのアドバイスをしました。最後はコーチとの打ち合い。待っている子は自主練したり、がんばれ!と声を出したり、非常に良い雰囲気。
プラスではダブルスの練習をしていたようで、これも楽しかったようです。
【強化】
3人が参加。途中で雨が降ってきましたが続行。止んでから整備をしてまた再開して行いました。前半はいつもどおりのプログラムに沿った練習を。練習の内容はみんな覚えましたが、なにを目的にしてその練習を行うかが、選手によって理解度が差があるのを感じました。そのため、今日のように奇数となってしまうと、ラリー形式の練習をどうしたら良いのか??になっていたようです。目的ありきの練習であり、何人でやるかではなく、目的に沿って行うことを考えると練習の形が見えてきます。そのへんを徹底させることが、これから必要なようです。また、雰囲気を作っていくのも選手個々のやるべきことですが、3人だけ、というのもありましたが、まだ難しいようです。考えよう、意識しよう、という基盤はできつつあり、確実に良くなってきています。地道に理解させながらやっていこうと思います。
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