2013.2.11 魚とテニス
これは本日入っていたある個別指導塾のチラシです。
ある時、釣りをしている男の所に、腹を空かせた子供がやってきて「魚が欲しい!」と言いました。
あなたはどうしますか?
これは有名な話で、魚を与えれば一日で食べてしまい、また空腹になるが、釣り方を教えれば一生食べていける、という教えですね。
しかし、この塾の答えは、少し深かったのです。
その子が、どんな状態であるかを見極めることが大切
であるというのです。
動けない程空腹な場合は、消化の良いものを食べさせ、体力を取り戻すことがまず必要、つまり、学校の授業に全くついていけないこには、わからない所まで戻り、何度も指導していく。
ある程度動けるなら、まずは腹ごしらえし、体力をつけてから、魚の釣り方を教える。つまり、苦手を克服し、自信を回復させ、徐々に自分から勉強するよう促す。
小腹が空いている程度なら、自分で釣ることの大切さを説く。つまり、自習法や解法を指導。
かなり満腹なら、効率の良い釣具や釣り場などを伝授。つまり、目標校の過去問を分析、逆算して必要な演習や解説を徹底。
テニススクールには、様々な方がいらっしゃいます。その方の特徴や状況によって、指導の方法や伝え方を変えていくことが、支持されるレッスンに繋がります。
そのためにも、指導者自身が様々な観点で指導ができたり、新しい指導法を学んだりすることが必要とされています。
この教えの本質、それは、指導者自信の学ぶ姿勢を問われているのではないかと感じます。
さすが、老子の話ですね!
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