2015.2.9 未就学児が運動・スポーツに関わる際に知ってほしい9つのこと
1)小学校に入る前くらいまで、大ざっぱで、『ちゃんと』『しっかり』できないのはこの時期の特徴
【粗形態(そけいたい)】といいます・・・運動神経の回路の配線を行っている状態
2)いろいろな運動経験をさせてあげること
専門的なトレーニングなどは必要なし。普段の遊びに工夫を
3)左右の偏りをつくらない
利き手にこだわる必要はない
小さな頃は右脳優位であることが多く、左手を使おうとする
4)飽きっぽい=OK。
集中力が続かないのは、堅物な人格を形成しないようにする働き
視野を広げるためにどんどん興味が他から他へ移るのです
5)「できた!」経験を大切に
できない運動をやらせるときらいに、さらに無理強いするとやらなくなる
例)テニスで空振り・・・ボールが当たらなかったことを指摘するより、スイングを褒める
6)リズムを取り入れる
音楽を使う
音がなる道具を使う
ボールを使う など
7)他の子と比べない
【個別性の原則】早くできればよいということはない
4月生まれと翌年3月生まれは同じ組に=ほぼ1年の差=立って歩いている子と生まれたばかりの子は、同じ土俵には立てない
早い時期に走れるようになるのと、将来速く走れるのは意味が違います
8)こどもの運動嫌い=親が影響
小学校中学年くらいまでは親が運動をするかどうかが影響(親の『楽しむ度合い』を意識)
それ以降は、『どれくらいの頻度で』運動するかが影響(親の『努力度合い』を意識)
9)小学中学年くらいまで、運動能力は判断できない
潜在的成長期=やったことがすぐに能力や外見として現れない時期
「うちの子は運動が向いていない」と思い込んでしまい、子どもから運動の機会をとりあげてしまうことで、やがて来る成長期に伸びない身体になってしまう
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