LAのテニス事情その② ~環境編~
今回は環境面について感じたことを書きたいと思います。
ロス空港~アカデミー
グリーンサンドというサーフェス。
ちなみに、日本以外にオムニコートはありません。
ラクチンなオムニコートで育った日本人選手は、カモにされます。
世界を目指すなら、オムニを避けたほうが吉
冷蔵庫拝見
コートサイドにはプールが・・
①選手がベストを尽くせる環境があることが、オンコートでのトレーニングよりも比重が高い。
>>アカデミーのコーチが言いました。「選手の生活環境がプレーに大きな影響を及ぼす。だから、コート上での練習よりも生活面にとても気を使う。」と。杉山愛さんも「ゲームの時だけ良い動作をしようと思ってもダメ。日常生活と一体化しないといいプレーができません。」と言っています。未来のチャンピオンの君は、どうですか?
②トーナメントがたくさんある環境がある(プレーヤー同士のベストを尽くす環境がある)
>>強いプレーヤーは、トーナメントで自分のパフォーマンスの容量を増やし、練習でその増加した分を埋める。そしてまた次のトーナメントで容量を増やし・・・という良い循環ができています。
③どこのテニスクラブもプール、ジム、エアロビなどのクラス、カフェテリアなどを持つ。
>>スポーツが”個人の趣味”ではなく、”健康を維持するために必要なこと”と位置づけられていて、いろんなスポーツに簡単に触れ合える環境があります。子ども達にとっても、将来ビッグなスポーツ選手になる”きっかけ”が溢れているわけです。
④どのテニスクラブも、キッズサマーキャンプなどのイベントの提供を積極的に行っている。
>>想像力のある子ども達にとって、毎日通っている学校でも、校庭の真ん中にキャンプファイヤがあれば、もうそこは学校ではありません。毎日の練習の中にも、ちょっと変化を付ければ、上達のきっかけになることは多いのです。
⑤「選手育成に秀でている」のは”コーチ”であって、”スクール”ではない。
>>ロスに行って友人のコーチに聞きました「ロス周辺で選手育成において有名なテニスクラブを教えて」と。すると困ったような顔をしています。「どのスクールも同じようなことをしているから、どこも一緒だけど・・・」というのです。
日本ほど、練習メニューがバラエティーに富んだ国はないと思います。そしてそれらを考え出し、効率よくかつ楽しく、多人数のレッスンができるコーチが多いのです。だから、レッスンプログラムの内容がすばらしいので「どのスクールのプログラムがすぐれているのか?」となるのでしょう。
欧米諸国では多くても1コートあたり6人ほどです。少人数ならそれほど複雑なプログラムは必要ないのでシンプルなものになります。だから、他と同じことをやっても、コーチ次第で良くも悪くもなります。
プロで戦っている選手はそのときの自分に必要なコーチを探します。自分に合うコーチを見つけ、そのコーチに付き、吸収できるものを吸収する。そして吸収できることが少なくなれば、他のコーチを探す・・選手として活躍し続けるためには、こんな努力も必要かもしれません。
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