テニスと『黙々感』
リューコーチの考え方は、独特です。テニスコーチとしては、ちょっと考えすぎなんじゃない?と言われます。
でも、それでいいんです。
天職だと悟ったこの『テニスコーチ』という仕事をやると決めるにあたって、今のテニスコーチという職業のステータスの低さを払拭するという目的がありました。
社会的に影響力のない仕事をするつもりはありません。テニスコーチってかっこいいし、子どもたちに憧れられるし、頭もいいんだよ!!
まあ、そんな人の言っていることなので、ちょっと変じゃない?と思って読んでみてください。
それでははじめますね♪ リューコーチの独り言です。
テニスの練習は、どうしても『黙々感』が出てきます。
球出しドリルにしても、ラリーにしても、ゲームをやらせても、ボール拾いでも・・・です。これって、テニスだから当たり前で、これが普通なんでしょうか?それは違うでしょう。選手によっては、何しててもライブリー、生き生きとしています。見ていて、楽しいのです。テニスはヘタ・・・なんだけど、ボール打たせると生き生きしている人・・周りにいませんか?
これはひとつの能力だと思うのですが、アスリートにとってはなくてはならないものなんだと思います。強くなりたいのなら、コートというステージでテニスのショーを披露する気持ちが大切です。周りに居る人がつい見ていていたくなるようなテニスをする人は絶対強くなります。そのような法則がこの世にはあります。
「強くなりたいなら、練習するより、強い人になったふりをしなさい」と選手たちによく言います。もちろん練習は大切ですが、まずは「こうなりたい!」「○○選手のようになりたい!」と思い切ることがあってのことだと思うのです。サッカーや野球などと比べ、『閉鎖的』で、憧れようにも親や指導者が提供してあげないと、子どもたちにはテニス選手の情報が届かない現状です。これは、指導者として見過ごせない現状です。
プレーヤーズの子のボールボーイをさせているのはこのような理由もあるのです。でも、そうやって憧れて育ってこなかった選手には、ちびっこボールボーイズ&ガールズが、どんな気持ちで自分のテニスを見てくれているのかがわからないような気がします。
いくら上手でも、黙々とテニスの試合をやっているのを見て、ちびっこたちは喜びますか??憧れられなければ、人を喜ばすことができなければ、人が見にきてくれるようなトップ選手になれるのかな??
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