メンタルマネージメント⑨~テニスにおける集中

RYU

2006年09月11日 21:44

本質に意識の焦点を合わせる習慣をつける  




 どんな一流選手でも意識の焦点を一点に合わせ続けることはできません。一流と呼ばれる所以は集中したり弛緩したりと、それをコントロールする能力が備わっているからです。



 意識状態は1)意識の焦点を向ける方向と、2)焦点の広さによって大きく4つに分けられる。

 ① 1)外的 2)広い 例:車を運転しているとき、写真や絵を瞬間視するとき

 ② 1)外的 2)狭い 例:ボールに一点集中しているとき

 ③ 1)内的 2)広い 例:緊張やリラックスしている自分を感じているとき

 ④ 1)内的 2)狭い 例:体のある部位が痛くて気になるとき、イメージの中で対象に一点集中するとき



 テニスはインターバル(小休止)のあるゲームである。インプレー(ボールを打ちあっている間)とインターバルで上手に意識状態を切り替えることが、ゲームに勝つことにおいて大切なのです(実際はインプレー中にも切り替えが必要なときがある)。



 切り替えのポイントは、スピードと正確性、つまりパッと切り替えられるかです。一言で言うと、メリハリ、かな。




 自分の試合において、1ポイントにかかる時間の平均値を出してみるとよいでしょう。レベルやプレースタイル、コートサーフェスなどにもよりますが、平均10秒以内には収まるでしょう(注:おばちゃんテニスは除く)。




 その秒数の集中力と爆発的パワー(max power)、つまりサーブからどちらかのエースかミスまで、能力をピークに保つトレーニングをする。最初の一瞬から、最後の一瞬までが全力、ということです。




 また、同時にインターバルのタイムマネージメント(どのように時間を使うか)のトレーニングを忘れてはならない。むしろ、こちらの大切さが理解されるべきだろう。これは前のブログ”回復の大切さ”で述べましたね。




ところで、インターバルがどのくらいあるか、わかるよね?




 勝ちたいのであれば、目的のない『疲れるだけの』無意味な振り回しは即刻止めるべきですよ!!



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