【キッズエリート】
このクラスは2週雨で流れてしまったので、久しぶり!のMKYくんとMTSくんでした。お母さんと話し、二人とも2月から一つ上のチャレンジャーズにとステップアップします。今日はそのことで彼ら二人と話をしました。「チャレンジャーズクラスは、こういうところだよ」と・・・
キッズエリートとチャレンジャーズ~のクラスには違いがあります。キッズエリートは、あまり成果は求めず、楽しい運動をどんどんやっていきます(小さい子のコーディネーショントレーニングでは、このことが大切です)。しかし、チャレンジャーズから上は、テニスの技術もしっかりと学びます(三分の一はコーディネーショントレーニングをします)。ですから、コーチの話を聞く力と、コーチや他の子から学ぶ力が必要と考えます。また、ボールを拾うなどの『共同作業』ができるか、も大切です。ですから、その辺の違いをしっかりと認識してもらいたいのでテストさせてもらうことにしました。
結果、二人は見事に合格!言われたことをきちんとやり遂げました。君たちは、2月からチャレンジャーズです。おめでとう!
【チャレンジャーズ】
Jくんが参加。Jくんはオーストラリア人のお父さんと日本人のお母さんの、いわゆるハーフの子です。去年の3月からうちでテニスをはじめたのですが、虜になってしまったようで、今ではテニスのTVもよく観ているようです。そのおかげもあって、テニスのイメージを持っていて、上達も速いのです。実はこの1月から3月までお父さんの故郷であるオーストラリアで学校に通う予定だったのですが、仕事の都合で行けなくなってしまったのです。先日シャラポワとジョコビッチの勝利で終わった全豪も、生で見る予定だったと言います。。かなり悲しい思いをしたようですが、Jくんはとても前向きで、リューテニで引き続きがんばっています。2月からは今の週2回から週3回にするとのこと!モデルの仕事も持っているのに、大丈夫!?彼は将来、プロテニス選手兼、有名なアクターとして、テニスのドラマの主人公になり、替え玉を使わず、CGも使わず、リアルなテニスドラマを演じてくれるでしょう・・・(笑)
さて、今日はコーチと1対1で打ち合いを多くやりました。ボールころがしラリー、ミニラリー、ボレーボレー、ボレーストローク、スマッシュ&ロブなど・・・プレーのイメージを持っているので、すんなりと出来てしまうのです。彼は上手になります^^。
【育成】
縄跳び、ボールリフティングの計測から。。久しぶりにやりましたが、小4のYくんのモチベーションというか集中力が高くなっているのに驚きました。昨日のゲーム練習会でもかなりの上達を感じました。ミニハードル、ラダーをやって、ドロップショットの練習、ミニラリーを。ボールを見る、ということについての話をしてから、コーチがボレーのボレーストロークを。私はボールを本当に無心で見ることができている人はボールとシンクロ(同調)していて、ボールとその人の動きを重ねて見れば、それができているかがわかります。先ほどの話を、3人ともしっかりと理解していたことがよくわかりました。技術は未熟でも、ボールとシンクロできると、ミスしないのではなく、ミスができない、のです。最終的に、体力と精神力の勝負となるのです。彼ら、特にYくんはよーくわかったことでしょう。
その後はボレー、アプローチ&ボレー、サーブの練習を強化クラスと合同で行い、終了。最後はスクワットとストレッチで終了。
【強化】
育成クラスと合同の練習を30分してから、コーチ交代。明治大学OBの木村氏に、月曜の強化クラスはお願いしています。木村さんと私は日ごろ話をし、私の指導をよく理解してくれ、また実際の選手のプレーも見てくれているので、今の私の指導に足りないもの、今の彼らに必要なものを教えてくれる、唯一無二の存在なのです。今日はあいにく雨で、ハードからクレーにコートが移り、7人の選手で1コートという状態でしたが、選手たちが集中して取り組める環境を作り出すのはすごい、と思いました。
私はほとんどアドバイスはしなかったのですが、一緒にコートに入り、彼らのプレーをコーチとしてではなく、客観的に見ることに徹しました。コーチである自分が言うのもなんですが、上手だな、上手になったな、と関心していました。コーチとしてみると、どうしても、粗(アラ)に目が行ってしまい、粗に目が行きだすと、際限なく粗が見えてくるようになり、粗を治したい、だけど、それは結局、自分の指導が原因ではないか?と苛立ってくることがあります。人間的に成長すれば、そんなことはなくなるのかもしれませんが、反省しながら今の自分を認め、助けてくれるコーチの恩恵を受けたいと思います。

雨の中、がんばりました。