和光寮に訪問

和光寮に訪問和光寮に訪問してきました。

和光寮には交通事故などで親を失った子や精神に障害がある子が入所しています。浜松を元気にしよう!という経営者の集まりである『遠州ありがとうの会』で、「何かできないだろうか・・」という経緯です。

現在の入所者の6割が、DV、いわゆる虐待によるものだそうです。社会的な不安、モラルの欠如、物の価値観の変化、リストラなどの経済的ストレス・・・「親にはなれるが、母親、父親になれない人が非常に多い」と寮長が言葉にしていました。

相手を思いやるやさしい言葉がけやしぐさがとても印象的な寮長・・・『挨拶』『礼儀』『身だしなみ』を大切にしていますとも話されていました。相手への尊重ですね。これは、本当に大切なことでありますが、これからの世の中で特に大切なこと・・・学歴より、家柄より、もっと重宝されるものなんだと思います。

また、こんなことも話されていました。「今は権利主張が行き過ぎている」権利によって自己を守るのではなく、権利をふりかざして利己的な主張をする方が多いようです。

それでも、親がやることは全てやってあげたい。目に見えないものをたくさん持たせて社会に出してあげたい・・という寮長のまなざしは、それはそれはやさしいものでした・・


印象に残っている言葉があります。

人を助けよう思ったら、心が豊かでなくてはならない。心を豊かにするには、身体が元気でなければならない。

身体が元気 → 心が豊かに → 人を助ける心が育つ

人を助ける、とは、いろいろな形があると思います。一流選手であれば、人を魅了するプレーをして、人を元気づけたりします。逆に言うと、心が豊かではなければ一流選手にはなれず、そのためには身体を元気に保つために、食事や生活を重んじるのでしょう。

この基本をおさえることが、子どもを預かる社会人として大切なんだ、と改めて感じました。


エブリィテニスのことも寮長にお話しました。和光寮の子達にエブリィテニスを親しんでもらえて、元気に社会に羽ばたくきっかけのひとつになれば、うれしいです。


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この記事へのコメント
突然ながらお邪魔します。私はそこの園を出たものです。もう完全になくなりましたが私が小学校低学年の頃それはそれは年上の寮生からのひどい暴力の下、恐怖に怯えながら生きていたことを今でも鮮明に覚えています。そして今、恐怖としてしみついています。たすけてと職員に言っても聞く耳ももたずあっさりと断られたことを憎しみとともに記憶しています。そんな職員をやとった寮長も意味不明な理由で全寮生を呼び出し正座をさせて説教されたこともありました。そんな小さな弱肉強食の中に私は、まるで豚かなにかの動物のような気持ちでした。
児童施設に入られたことのないあなた方は私たちの気持ちなど何も知らないので、このような人の温かさの感じられる文が書けるのでしょう。でもどうかその狭い視野のままで私たちを見ないでください。それはまるで侮辱だ。
先程もお伝えしたように、これは今では完璧ではなくとも大方改善されてると思います。何より私の偏見なのかもしれないし、この寮にいて救われた人も多くいると思います。だけれども少なくても私はそう感じなかった人の一人だと思ってください。
長い文、お読みになっていただきありがとうございました。
Posted by 匿名 at 2014年11月23日 20:21
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