私リューコーチのレッスンでは、技術の指導について、独自の方法をとっています。メンタルが大切と、私も思っており、メンタルトレーニングの要素をレッスン中に入れていますが、技術の習得はとても大切なものだと認識しています。その技術の習得についてですが、私は2つのアプローチでの技術力アップを図っています。
1つはイメージで捉えること、もう1つは身体の動かし方を体得させることです。まずはイメージで捉えることが大切と思っていますので、イメージ脳である右脳と直結している左目で見ることと、左半身でリズムをとる、というのをやっています。覚えるように見るのではなく、映画やマンガを見るような気持ちで見るのです。で、そのあとは脳裏に焼きついたイメージを、両目を瞑って頭の中で上映?します。そして、目を瞑ったまま、イメージスイングをする、という流れです。こどもたちの状態や年齢、技術力を考慮に入れて簡素化する場合もあります。この方法は、もう12年以上も前に、コーチをしていたときに指導法としてご教授いただいたものを、より洗練させたものです。
もう1つ、身体の動かし方を体得することですが、2つの注目箇所があります。股関節と肩関節の周辺です。チェックする要素は主に、動作とタイミングです。これについては、時間もかかるため、スクールコース、育成クラスではその動作体得のためのドリルを取り入れるに留めています。強化クラスについてはこのことに多くの時間をかけてきて、毎回の練習前には股関節周辺の動作を改善するドリルを自主的にさせてきましたが、最近の練習でようやくうまく使えてきているのを感じています。
【チャレンジャーズ】
Kちゃん、MKYくん、MTSくんの3人が参加。最初はKちゃんだけだったので、ボールのバウンドに慣れるキャッチボールを。あとから来たMKYくん、MTSくんもレギュラーボールに慣れてきたようです。ウォームアップではボール遊びを行い、瞑想を1分間、そしてテニスの練習に入りました。今日はフォア&バックの練習、ボレー、スマッシュを。レッスン終了後には、次の育成クラスの子たちにヒッティングをお願いし、補習?を。育成の選手たちにも、相手に打ちやすいボールを打つ、というコントロールの練習になるのです。終わった後は育成の選手たちに、大きな声で「ありがとうございました!」とお礼。こんな繋がりが、とても大切と思います。
【育成】
サーブ、フォア&バック、ボレー、スマッシュと、基本的なショットを練習。
【強化】
本日月曜は木村氏による特別レッスンです。木村氏のレッスンでは、選手たちはミズを得た魚のように、伸び伸びと練習ができているのがわかります。その辺の手法?本当に、さすがと思います。。今日は久しぶりに8人全員が参加!これがとてもうれしいですね!
強化はこの8人全員が全中予選に出場します。チームとして結束を固め、お互いがお互いに良い影響を与え合うことを期待しています!勝つことを目指すことはもちろん大切で、すでにドローも発表されていますし、コーチは毎夜寝る前に生徒たちにやらせている瞑想をし、一人ひとりが勝ち進んだ様子をイメージしています。でも、もっと大切で、選手たちが大切にしてもらいたいことは、自分の成長に喜べることです。その結果として、勝ちがあることが大切なのだと思います。
新入社員採用企業が求める人物像は『主体性』のある人間らしいですが、私も『主体性』のある、自立した選手を育てたいと常に思っています。私自身がまだ未熟で、『こども任せ』と混同しがちなのですが、選手たちは本当にみな立派で、スクールコースの親御さんやコートの管理人さん、そしてスクールコースのちびっ子たちにも評判が良いです。ですから、私もどこに練習に出すにも胸を張って出すことが出来ます(今度の明治大学テニス部ツアーでは、私自身は帯同しません)。
一人のトップ選手を育てることは、すばらしいし、それ自体がものすごく大変なことだと思います。しかし僕は、100人いたら100人全員が上達し、伸びるアカデミーを創りたい!!一人ひとりが主体性のある選手として、活躍し、将来羽ばたいてほしいと思っています。

選手のゲーム練習会にて。