今日はRTAワールドツアー2008春季の2日目でした。やはり子どもたちはゲームから多くのものを吸収する・・それがとても良く感じられた1にちでした・・
【チャレンジャーズ】
5人が参加。Lくんはキッズエリートクラスですが、今日は一緒にチャレンジャーズでやりました。このクラスにあてがわれた国、それは母なる国、日本。さあ、誰が日本の賞状を手にするのか!?方式はラウンドロビン(総当たり戦)で、チャレンジャーズクラスは共通でサービスコート、ソフトボール使用の4ポイントマッチです。
結果は第5位、Lくん。今日、初めて試合のルールも覚えましたが、コーチがついているとはいえ、最後のほうはどちらからサーブを打つのか、サーブはどこへ打つのか、相手のボールがラインから出た、などを理解していました。この年長さんはすごいかも!?です。第4位、Mくん。以前に比べ、驚くほどショットの返球ができるようになりました。どうすればラリーが続くようになるかは、これから指導の中で導いてあげたいと思います。第3位、Mちゃん。昨日もやりましたが、とても楽しそうに試合をやっていました。サーブもしっかりと入り、また昨日よりショットが相手コートに入っていました。第2位、Kちゃん、優勝、Jくん。昨日はKちゃんが優勝、Jくんが2位でした。Jくんは昨日より気合が入っている様子で、ミスショットがかなり減っていました。負けじとKちゃんはサーブのコースを変えたりと頭を使って対抗していましたが、Jくんの気合に屈してしまい、4-3。。

Congratulation, Mr. J!
【ビギナーズ】
5人が参加。方式はラウンドロビン、ビギナーズはレギュラーコートでレギュラーボールを使用し、1ゲームマッチです。そしてセルフジャッジをさせます。「怪我したら、即試合棄権させるよ」というと、みんな念入りにストレッチをしていました。そう、ウォームアップは自主的にさせています。国は「朝青龍の出身地は?」と質問し、「モンゴル!」はい、ご名答。場所も地図からすぐに探し当てました。日本人や中国人はモンゴリアンっていうんだよ、その昔日本は陸続きで、祖先がモンゴルのほうからやってきて居ついたんだね。朝青龍や中国の人、日本人と似ているでしょう?と、マメ知識も教授。
さあ、そのモンゴルの賞状は誰の手に!?大体誰が勝つか予想できますが、今日のメンバーからは予想できず・・・それだけに楽しみでした。結果、第5位、Mちゃん。ほぼ全ての試合がデュースになり、ことごとく負けてしまったMちゃん。自分でも手ごたえを感じ、またこの試合のためにご家族で練習していたようで、かなり悔しいようです。でも、練習していたことはできていたと思うし、何よりも悔しさを持って練習に励んでいたのにうれしく思いました。第3位、同点でAちゃんとYKTくん。二人とも、前半は負けていましたが、後半から勝利をあげてきました。試合中に学び、実践したせいかな、と。そしてYTくんとYKくんは同点決勝。総当たり戦での直接対決ではYKくんが勝利していましたが、なんと決勝ではYTくんが勝利!虎視眈々と試合に臨んでいた姿が印象的で、自主練も一生懸命にやっていました。YKくんはまだテニスをはじめたばかりですが、すごく頭を使ってプレーや練習をしているのがわかります。見た目はまだバラバラですが、着実に”ゲームに勝つ”ことを実践できていたと思います。

YTくん、願いが叶ってよかったね!
【U18】
4人が参加。U18ではポイントではなく、ゲームを取ることが求められます。4人でしたので、二人で準決勝を戦い、勝者は決勝、敗者は3決を。準決勝は1セットマッチ、決勝と3決は2ゲーム先取で行いました(本当はセットマッチをしたかったのですが、準決勝が接戦となってしまい、時間オーバー)。
準決勝、M対Hは6-3でHの勝利、Y対Kは6-5でYの勝利(時間の都合で6ゲーム先取に)。3決のK対Mは2-0でKが勝ち、決勝のH対YはHが2-0で逃げ切り、優勝しました。全体的に、やはりボールコントロールができている子がしっかりとポイントを取っていました。決勝に進んだHくんとYくんは、あまり強打せずに丁寧に打ちます。差がでたのは、Hくんが高く前の打点でボールを捉えることで、攻撃的なショットを入れていったことにあります。Kくんは4人の中では一番練習量が多く、技術も一番高いですが、それらを使いこなせていないようです。当然ですが、たくさんのスキルを体得しようと思えば時間がかかるわけです。何が自分のプレーの中で確実なのか、何がまだ確率が低いのかを把握することで、ゲームを取りやすくなると思います。

Hくん、おめでとう!!