環境:6月2日(月)のレッスン日誌

雨のため、チャレンジャーズクラスが中止となりましたT T

雨・・・ハードコートで練習しているリューテニは雨が降っている、ということよりもいつ止むかが気になります。止めば水きりすればできるようになります。雨が続いていれば水切りしても仕方ないからです。

お願いだから、早く止んで!という気持ちです・・・


【強化】

インドアを借りて行いました。3人が練習に参加。雨だと十分なコートが確保できませんが、たくさんコートでボールを打つことが大切ではありません。なぜそのショットを打つのか、など、意識を持って練習できることが大切であり、選手全員に伝えています。今日は、ショットのスキルの改善をテーマに行いました。改善、というより、今無意識にやっているスイングや身体の動作を、意識的に捉えて動作に意識を持つことが目標です。それは、これからの練習の際、絶対に必要になってくる、応用力を身につけるためです。そのことを練習前に説明し、行っていきました。

雨の練習は、十分な練習環境があるわけではありません。そのため、参加する選手のモチベーションや、自主性、家庭環境が影響すると感じます。事実、今日参加した3人は、今日の練習参加に意味のある3人だったと思います。私的には、雨で練習環境が十分ではなくても参加してくれたのは、たいへんうれしく思います。



ところで、練習環境、というこの『環境』について思うことがあります。

環境に恵まれる、ということは環境に頼ってしまうことにもなり得ます。私は以前、1年半ほどバリ島のホテルで働いていました。バリ島はリゾート地として有名ですが、発展途上国で、決して物質的に恵まれてはいません。日本の書店にあるような指導書やテニス雑誌などももちろんありません。面白いもので、そのような環境に身を置くほど、知識欲が高まるのです。親に国際電話をかけ、指導書を送ってもらったり、日本からのテニス愛好家の方が置いて行ってくれたテニス雑誌を、何度も読み、そしていろいろ試し、ノートにまとめ上げていました。そのときに学びとったことは、間違いなく今の指導の一部となっています。

コートで練習できないから練習にならないのか、あるいはコートがなくたって練習になるのか。物質的に恵まれている我々にとって、この差は大きいと感じます。先ほどもサッカーの中田英寿選手が発展途上国を巡っているドキュメンタリーで、「彼ら(発展途上国に生きる子どもたち)は、乏しいものもあるけど、人間力が豊かだ」と言っていましたが、まさにその通りだと思います。

人は、考え方と栄養でできています。栄養は食を通してしか得られないものです。とすると、それ以外の物事は健全な考え方に通じるものである必要を感じます。発展途上の国では、栄養不足で命を落とす例が多く、先進国では、考え方が健全でないために命を落とすのです。

環境に頼らず、あるものに感謝し、ないものを素直に学ぼうとする気持ちが、大切、なんでしょうね!


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