ミスの原因:7月2日(水)のレッスン日誌

【チャレンジャーズ】

練習前に「コートに入るときにお願いします!をいえたかな?」「朝ごはんを食べたかな?」「給食を残さずに食べたかな?」「水分を持ってきたかな?」のチェック。これから暑くなってくるので、これら運動をする者の心構えは大切ですね。ストレッチ、ランニング、ラダー、ボール遊びとイメージトレーニングを。

ラダーでは、前回怖気づいてできなかったMくんはもじもじしながらも、Kちゃんに教えられたり、他の子を見たりしながらやりきりました。うん、一歩前進です。

フォアとバックの練習。スイングのチェックポイントを確認しながらの素振り、一人ひとりがみんなの見ている前で素振りをして、チェックしあい、ボールを打っていきました。

このように、「自分でやっていることをチェックする」癖をつけることは、確実な上達にはとても大切です。少し時間をかけましたが、そのようにすると、コーチと打ち合いをするとき、他の子は自主練ができるのです。コーチとの打ち合いは待たなければ順番は来ません。その間、ボーッとするのか、コーチとの打ち合いのときに、自分の理想のスイングやプレーをしたいと思えるのかは、大きく違います。素振りで、何が良くて何が良くないのかを知り、実際にボールを打つときとの違いをチェックできれば、その差を埋めようと思えるのです。

コーチとの打ち合いの後には、「素振りのときと比べて、10点中何点だった?」と聞き、答えさせます。10点中7点であれば、10-7=3で、3点分何がうまくできなかったのかな?と考えるようになります(実際に数値であらわすことが、ミソです)。それが、前向きな自主練につながるのでしょう。

練習でチェックする癖をつけることについてをやっていくと、いつもレッスン後に書かせているチェックカードの書き方が変わってきます。もちろん、プレーもよくなり、取り組み姿勢も変わります。

Mちゃんはこれまで、チェック項目の全てが○だったことが多かったのですが、最近は△も出てきました。これはチェックするようになった証拠です。また、Kちゃんは、「ボールが浮かずにスピンがしっかりと打ててきたね!」と言ったら、すかさず「でもまだ浮いてしまうことがあるよ。それはね、○○だからだよ。」と謙虚に、自己分析をしています。

大切なことは、できた、できなかった、ということよりも、できないことはしっかりと認め、その原因を探り、改善の努力を惜しまないこと。コレです。


【強化】

5人が参加。TKくんはテスト明けだからか、またはつま恋大会で優勝したからか、1時間も前に現れ、サーブを練習していました。Yくんも早めに来てウォームアップを。いつもの練習を、1時間程度。だんだん慣れてきたようで、細かく言わなくても意識してできるようになってきました。

後半はパターンの練習。パターンとはいわば、決まりごとをきっちりと実行することです。ミスをする、ということはパターンの練習となりません。そこでポイントとなるのは、ミスをしない雰囲気を持って練習をすることと、ミスをしないコントロールされたボールを”選んで”打つことです。

ただ漠然と「ミスをしない!」と思っても、ミスをしてしまうものです。それは、ミスをしても次のボールがある、次のポイントがある、という甘えであり、その甘さは、個人スポーツゆえに持ちやすいのです。チームスポーツであるサッカーであれば、自分がボールを取られれば、見方全員が影響を受けてしまいますから、チームのためには甘えはできません。しかし、テニスの練習は、あくまでチームでの練習です。全体のレベルアップのためには、やはり甘さは捨てなければなりません。

ミスをしたら「ごめん!」という言葉とともに、もう同じミスをしないという覚悟を、誰かが集中が欠けていてミスを連発したり、決められたことをやっていなかったりすれば「なにやってんだ!」という言葉とともに、自分にも言い聞かせ、雰囲気に緊張感がなければ「声だしていこうぜ!」という言葉とともに、人一倍声を出すことを。

強くなるには、このような相互関係に裏打ちされた確かな技術力が必要となります。プライベートとか、少人数である必要はないのです(クルム伊達さんのように、自分自身で追い込める人には、必要な環境です)。

彼ら全体に浸透するには少し時間がかかりそうですが、上達させながら、じっくりとやっていこうと思います。


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