8月3日(日)と10日(日)の11時~12時に浜松こども館(ザザの6,7階)にて、『教える達人』として招かれることになりました。これは、夏休みの特別企画Kodomow Landで、「好きなこと」や「やってみたいこと」を職業体験してみよう!というもので、毎年恒例の企画のようです。
集まってくれたこども達が『テニスコーチ』となって、生徒役のお父さんやお母さんを指導する、という内容です。こどもたちが、教える楽しさ、難しさを経験し、大いに学んでくれれば、と期待しています。
ぜひぜひ、浜松こども館に遊びに来てくださいね!
【チャレンジャーズ】
4人が参加。前半はサーブの練習を英語で。まずはしっかりとしたフォームで投球、そして素振りを10回してから相手のコートをオーバーするような強いボールを打ち、そのあとでサービスコート内のカラーフラフープを目掛ける、という順番で行いました。実際に最後までたどり着けたのはKちゃんだけでしたが、後で確認すると、みんなコーチのイワンとしていることを理解し、一生懸命に取り組んでいました。
フォア&バックの練習。基本のスイングを、少し細かく指導しました。私の考える基本とは、形(フォーム)ではなく、相手から飛んでくるボールと、自分の体得(理解し、反復練習によって身体が覚えたこと)した動作を結びつける、タイミングメカニズムの習得です。ややこしい言い回しですが、ボールに対応したスイング動作ができる、ということです。大切なのは、できる、ということではなくて、できていないときに原因が探れることです。何が原因でネットにかかってしまったのか、エースを取られてしまったのか、などを常に考える癖を持ち、探ることができるように指導することが基本ではないか、と思うのです。コーチが良かった、悪かった、ということも言うときもありますが、基本的に自分で考えさせるようにしています。
コーチとの打ち合いでは、プラスワンで来てくれたYくんがものすごい集中力を見せ、すごいショットを何本か打っていました。
【強化】
4人が参加。いつものような流れで練習が行われました。強化での練習のテーマは、パターンの習得です。パターン習得ドリルは、ある程度人数がいないと効果が低いものがあります。あくまでチームとして練習に取り組むことが成果をあげるのに大切です(このことは、これまで何度も日誌に書き綴っていますので割愛します)。できればフルタイムは全日程とは言わなくても、参加を表明した日には参加してほしいと思います。本人がその日に練習ができないだけではなく、他の生徒にも影響がでる場合があるのです。テニスはチームスポーツではありません。しかし、練習はチームで行うもの、というここでの考えがあります。コーチが言うから休めない、というのではなく、生徒が互いに自らの存在をチーム全体の成長のために考え、休まないようにしよう、と心がけることが、ひいては自らの成長を助けるのだと思います。大阪の全国優勝しているチームには、その空気が存在します。レベルに差はあっても、意識は同様に高く持つことを、『強化』には特に求めます。
さて、後半の練習ではパターン習得を目的とした練習を5つほど行いました。新しい練習も導入したので、その説明(練習の目的・やるべきこと・ポイント)に時間をとったので、5つでしたが、もっとスムーズになれば6~7はできると思います。それぞれの練習には、意識を持って練習しないと、チームメイトから叱咤激励の声が飛びます。まだ遠慮がちで、いいにくそうですが、これが当たり前の空気となったとき、きっと試合のような緊張感で100%練習できるようになるはずです。受験生もおり、なかなかテニスのことばかり考えていれない、という生徒もおり、モチベーションを引き上げるのには大変そうです。しかし、ここでは中途半端は認めません。誰も得をしないからです。コートに立つ限りは、今日の調子でがんばってほしいと思います。