押し付けでない商品に共感・・・
てのひらけっと が取り上げられたWBS、ワールドビジネスサテライトの特集をみていました。
多機能を売りにした商品、果たしてその全ての機能を使うのか?
シンプルなもの、機能が絞られているものに対して、それを機能が少ないから価値が低いとするのか、
それとも使わない機能には払わないことで、適正な価値と考えるのか・・・
ここには個々の考え方が存在します。
究極的には、主人のためになんでもやってくれるロボット、なんでしょうか。
しかし、それによって、人のコミュニケーション能力や運動能力が衰えていくのは目に見えています。
人は万物の霊長ですから、本来は毒ヘビのように毒を出すこともできるし、地震の予知もできるのではないかと思うのです。しかし、毒を出さなくても相手を倒す術を考え、地震の予知ができる装置も作った。人にとって、いらない機能がなくなっただけなんでしょう。
しかし、コミュニケーション能力と運動能力は、人として人間社会に必要なものです。どちらも必要で、しかもコミュニケーション能力と運動能力は密接な関係を持っていると思います。コミュニケーションが成り立たないから戦争が置き、自殺が増え、殺人事件が起こります。運動は健康な身体と健全な考え方を養ってくれます。
でも、人はやはり優れていて、そのことをわかっているのだと思います。人、というか、人間社会やこの世の秩序をコントロールしている
サムシング・グレートというか・・・
多機能に頼らず、自分に必要な機能だけのものを買ったり、想像力を発揮できるものに興味を示したりする考えの方が増えているのではないか・・・と最近感じました。
TVに紹介され、注文が殺到した
『てのひらけっと』をご購入いただいた何人かの方に聞くと、モノとしての価値というより、自分の想像力に火が付いたから興味をもったという方がいらっしゃいました。
サーフショップ、英会話教室、リハビリ施設、美容院・・・
そんなところからの注文がある・・あの2枚のスポンジを張りあわせただけの円盤と、基本の使い方をみていただいただけで、テニスとは関係のない方がピンとくる。非常に感性豊かで、発想力のある方々だと思いますし、そのような方は間違いなくご活用いただけると思いました。
『てのひらけっと』自体は、本当にシンプルなものです。しかし、メーカーには真似ができないと思います。メーカーは対象をイメージし、そこに売るべくマーケティングプランをつくるものです。そしてそのためのモノを世の中に出す。この時点で、購入者の発想力をかきたてないものになってしまう。
なんで子ども達はハマるのか・・・これは、わからない方にはわからないのだと思います。
人の無限の想像力に、僕はかけてみようと思います