実行委員として関わっていた高校生部活応援プロジェクトinつま恋に行ってきました。
これは常日頃がんばっている高校生テニスプレーヤーに練習の機会を提供したい、という有志の集まりで開催されています。
僕としては、高校生からテニスをはじめ、勝てないけどとにかくうまくなりたい!と思ってがんばっていた頃があるので、同じような気持ちを持っている高校生たちをサポートしたいと思っていました。
ウォームアップ、トレーニング、ケアの部分で、
NPO日本プロトレーナー協会さん。用具やガット張りサポートの面でスーパースポーツゼビオさん。指導の部分で、アメアスポーツの福永さん、東京でテニスを指導されている内藤さん、日本ろうあテニス協会の斉藤さん、静岡産業大のテニス部の学生。ロービングでレディースプレーヤーの方々や大学OBの方々・・・ サポーターだけで総勢22名
集まったのは高校生約70名。はじめての企画にも関わらず、学校の先生方のご協力もあり、たくさんの高校生が集まってくれました。
全員他校の選手によるチーム戦、トレーニング講座、ケア講座、ドリル練習、技術練習、積極的に声をかけて行う100人ラリー、テニス用具の講座など、本当にもりだくさんの内容でした。
テニスは、技術はもちろん大切です。しかし、良い技術には必ず心と身体が必要です。よく言う、心技体ですね。
心とは、考え方や捉え方。そして身体とは、栄養と鍛錬によって作られるもの。精神と肉体、とも言えます。これらのバランスが悪いと、練習しても練習しても、身につきにくいのです。
このイベントは、高校生達の積極的な参加を期待して行われました。積極的にいろいろなことに参加してくれるか、お互いに交流ができるか・・・
それが、チーム戦が終了した後にあった100人ラリーでは、各コート、他校の生徒と一緒にヒッティングする生徒であふれていたそうです(夕方前にリューテニのレッスンのため、帰りましたので聞いた話です)。雨が降っているにも関わらず・・
応用力というのが、日本人プレーヤーに足りない部分だと僕は帰国して以降、主張しています。積極性は、『いろんな選手のボールを打てる』という応用力を生む。応用力のない人は、ポイントを取り続けなければならないテニスという競技において、変化に弱いという面をつくります。欧米人が強い?というのはその身体つきによるものもあると思いますが、多種多様な文化と共存することになれている欧米文化にその真髄はあるのだと思います。
いろんなコーチや先生、トレーナーから指導を受けること、これも応用力を育みます。そんな環境を作っていきたい・・・そんな思いと、今回の部活応援プロジェクトは見事に合致するのです。
高校生たちにイベントの説明をする係になっていたので、そのときに伝えました。「今日学んだことを、今日来れなかった部員に教えてあげてください。良いと思ったことを教えることで、必ず自分のためになります。」
自分自身もオープンであり、また、オープンな心を持ってほしいと願いを込めて・・・