突然ですが、「スポーツ」という言葉の語源をご存知ですか?
もう少し踏み込んで、「テニス」「ラケット」はわかりますか?
女子柔道のコーチが暴力で訴えられたニュース、このニュースは我々にも大きな疑問を投げかけていると思います。
「お国芸と言われていた柔道というスポーツが、勝てなくなった。日本で培ってきた指導よりも、もっとよい指導を他国がやっているのです。
元々、日本は見て真似るごとく、こういうものだから、とにかくやりなさい、というので教わってきた人も少なくない。
訳がわからぬままに、経験則でこういうものだ、と教えてきたが、時代が流れ、考え方の多様化でそれが通じなくなったとき、それをさせる方法が、体罰などの罰である。」
そんなことを有識者が言っていました。
ゲームのやり方、ルールだけではなく、そのスポーツがうまれた背景、経緯、発展などを知っているのと知らないのでは、伝える言葉の説得力が違ってくるはずです。
私も、テニスや様々なスポーツの指導書、栄養について、こどもについての文献などを読み漁った時期がありました。でも、教えれば教えるほど、まだまだと思う自分がいます。
柔道の園田氏は、説得力がないから、その自分のイライラの矛先を生徒に向けてしまい、体罰や暴力に変えてしまったのではないでしょうか。その気持ち、よくわかります。
何のためにコートに立っているのか、なんでこどもたちを教えたいのか…そこから、自分の在り方が見えてきて、最後に指導のやり方を選ぶ。
適切な指導は、信念の上に磨かれる、と信じています。