さて、今日もはりきっていきましょう!ザ・レッスン日誌!
・・と、その前に、これをみてください!Look at this one!
先日の日誌にも書いた、辞めてしまった女の子Mちゃん(年中さん)が最後のレッスンのときにくれた絵です。どう!?上手でしょ!ありがとう、Mちゃん!
さて、U10は男の子5人と女の子1人の計6人。最近6人が多いです。
いつものように歳の数ランニング~ラケットジャグリング(ラケットとボールを使って続けたりするものを総称してこう呼ぶことにします)~フットワークドリルを行いました。
その次、続けて手出しでボール打ちをしましたが、なんだか集中力がない子が目立ちます。ストップして、腹式呼吸を指導し、脳に酸素を入れました。それから、早いペースでどんどんボールだしをして、”あれこれ考えず”とにかく体を使って呼吸をさせるようにしました。おかげでバテた子もいましたが、ボーッという状態からは抜け出したようです。
その次はボールキャッチゲーム。ボールキャッチゲームでは、相手が打ってからできるだけ早く落下地点を予測することを指導し、そのトレーニングを行いました。それからラケットでボール出しをし、フォア&バックです。
そして1球目を入れないと2球目が打てない例のドリルを。やはりこのドリルでは差がでてきてしまいます。その次にボレーの練習。「今から手本を見せます。10球だけ打ちます。コーチはなんにも説明しないから、しっかりと見てください」と伝え、デモを。リューテニではこのように、たとえ初めてテニスをやる子でも、あまり打ち方や持ち方などを教えずにやらせることがほとんどです。リューコーチはテニスを教え始めた13年前からこの方針ですが、その理由は・・・長くなると思いますが、特別に書きましょう^^
今に限らず、子どもはビジュアル世代で、見て学ぶことが得意です。が、『見る』で終わってしまう子が多いのです。『見る』から『実行』に移せない・・・。普通なら、先生やコーチが言葉で教えるでしょうが、それではダメだ、というのがここの指導です。なぜなら、それでは応用力のない考え方と動き方ばかり身につけてしまうからです。
実は『見る』と『実行』の間には『イメージする』が存在するのです。そして、その過程があるからこそ、うまく実行できるのです。たとえば、1万円札をイメージしてみてください。では、1万円札を描いてみてください。どこにどんな柄があって、どこに数字が書いてあるか鮮明に描けますか?恐らく、細かく描ける人は少ないと思います。たとえいつも見るものでも、イメージする癖をつけなければ、実行の質は良くならないのです。
でも、自分の好きな人の似顔絵を描いてみてください、ではどうでしょうか?結構特徴をつかんで描けるのではないでしょうか?Mちゃんが描いてくれたコーチの絵は、とても特徴をつかんでいます。もちろん、コーチを見ながら描いたわけではありませんよ。
鮮明にイメージをするためには、興味を持って『見る』ことができるか、がキーです。興味を持てなければ、見ているつもりでもイメージができない・・・だから、『実行』で真似をしようと思ってもできないわけです。
今、ウィンブルドンを深夜に放映していますが、リューテニではテニスのテレビ放映や近くで行われるトーナメントの情報、リューテニのプレーヤーズ(選手クラス)の見学(ボールボーイをしてもらいます^^)、それから常に休憩するときにテニスの映像が観れるようにDVDを流すなど、興味を持って見る『きっかけ』をできる限り用意しようと決めています。また、コーチの格好だけでもかっこよくして憧れられるように、ユニフォームを選んで着ています(顔は変えられないので^^;)。
親御さんも、どうせやらせるなら興味を持ってやる気を出してやってほしいと願っているはずです。そのためにはいかに教えるか、ということよりも、いかに興味を持って取り組んでくれるか・・・ここに重点を置いて指導や、環境を用意しているわけです。・・やっぱり長くなりました^^。
さて、話をグイッと元に戻し、U10の最後はコーチとの打ち合いテストをしました。1球打つのに1万円だったら?というような話をした後に行いました。さあ、自分の出来はどうだったかな?次回の練習では、どんな変化があるのかな?こう、ご期待!
今日は雨だったので、プレーヤーズの練習は引き続きインドアで行いました。3人の参加です。
ボールが出てから~ヒット~センターに戻る、この動きの質を高めよう、という話をし、フォアハンド、バックハンドを打たせました。下半身の動作を良くする事で必ずパフォーマンスがあがると確信している3人です。その後、いくつかの下半身の動作のトレーニングドリルを集中して行いました。かなりくたびれた様子だったので、長めの休憩・・・その間に、インドアに飾る七夕の”お願い”?を書きました。
休憩後に、その動作を復習し、次にボレーの練習。良くなってきてはいるのですが、「なんのためにネットに出てきているのか?」を忘れて取り組んでいるのが見受けられました。ボールを狙ったところに打つことが大切であって、ボレーのフォームをつくるためにボールを打ってはダメなのです。フォームは、ボールを打っていないときに意識してつくればいいし、結局のところ、ボールを狙い通りに打てるようになれば、自然にベストなフォームがつくられるのです。Yくんはボールへの入り方が鋭すぎてミスが目立つこと、Nくんはボールを打つ打点が予測できずコントロールできていないこと、Sちゃんはバックハンドでの動作に改良が必要なことを伝え、ミラーのある部屋で3分フォーム作りを。それぞれ、1週間、そのことを取り組むように指示をしました。
最後の30分間トレーニング、今日はバドミントンです。パティオコートではちょと狭かったかな?今度はテニスコートでやることにしよう^^。