いよいよ発表!『2008つま恋オープンジュニア:6月』の大会ドロー及び、オーダーオブプレー!!
http://www.jop-tennis.com/J/games/one/gid/2000245
今回は107名がエントリーしてくれました。東京や岐阜からの参戦もあり、うれしく思います。今回は、前回の反省点を活かし、よりよい大会にするべく、全力を尽くして運営します!
イベントを催したり、大会プログラム(今回は印刷屋さんにお願いしています)を作ったり、もちろんつま恋さんの超立派なコートを借りたり、実はエントリーフィーだけでは賄いきれません。ですので、大会の趣旨(強化と普及に繋がる大会)をご理解いただき、協賛していただいた各社様には、本当に感謝の言葉もありません。
とにかく、大会まであと少し。抜かりなく準備を進め、参加してくれた選手のココロが満足し、成長する大会を運営します!!
また、この記事をたまたまでも見られた方、ぜひぜひ一生懸命にテニスに打ち込む子どもたちを応援しに、つま恋に足をお運びください!つま恋の特別入園券(大会開催日のみ)が
http://ryutennis.comよりプリントアウトできるようになっています。
【チャレンジャーズ】
3人が参加。ウォームアップをしてから、ボール出しで打っていきました。ストロークとボレーです。オレンジのボールなら赤いフラフープのあるサイドへ、黄色のボールなら黄色のフラフープのあるサイドへ打つというゲームでは、1球交代で連続9回できるまでにミスすれば全員が短い距離を走る、というペナルティを作って行いました。直前までどの色のボールが来るかわからず、出されてからすぐにフォアかバックのボレーの面を作り、正しいサイドへラケットの面を向けなければならないので、かなり集中しないとできません。しかも、できなければ全員走るので、ミスした子は「ゴメン!」そして他の子は「いいよ!」とコミュニケートし、「ガンバレ!」と声を出しながらの練習です。コーチとの打ち合いでは、個人差はありますが、一様に上達を感じます。
プラスの時間では、MちゃんとKちゃんが残り、ラリーを。20回を目標にして、15回くらいかな、がんばっていました。前後の動きが二人共にだんだんとできるようになってきました。
【強化】
雨が降ったり止んだりの天気・・・昨日の日曜の強化の練習はRくんが雨の中参加し、カッパを着て3時間、コーチとマンツーマンで練習をしました。東陽テニスのハードコート、CとDは水で濡れていてもなんとか使えるため、練習内容は要考慮しますが、十分に練習ができます。あとはその中で、やろうとする気力があるか、です。コートが滑るから危ないというのは事実ですが、実は私自身も気力が少なかったんじゃないか、と思いました。怪我をして休んだ選手にはできることをしよう、とコートに誘いますが、その自分自身が雨のコートを避けていたんじゃないか、と考えました。もちろん、激しい雨や雷などの場合は取りやめにします。安全面は最優先に配慮しつつも、できるだけの練習環境を提供しようと思います。
今日も雨の中の練習でした。4人が参加。ようやく、選手たちに最近取り組んでいる練習のポイントが伝えられるようになってきた感じがします。いくつかのパターンをしっかりと理解し、完成度を高めるための練習である、ということです。そのために必要な練習の条件というのがいくつかありますが、取り組み姿勢として2つのことが挙げられます。1つは、意識して練習すること、もうひとつは、チーム内で互いに伝え学びあう(interactive)環境があることです。
意識して練習するため、何をどのようにチェックするのかを説明しながら指導するようにしています。ミスが発生したとき、ミスの原因をつきとめることが非常に大切ですが、何がミスの原因になるのか、プレーの質を悪化させるかを知識として伝え、彼らはそこに意識をもったプレーを通して学ぶことになります。この、”知識を元にした意識をもったプレー”が受容体となって、ミスをしたときに即座に対応ができ、後にミスを未然に防ぐことができるようになるのだと考えられます。
チーム内で互いに伝え学びあう環境は、日本人にとってはとても大切だと感じます。練習では、全員が同じ方向を向き、そこに一丸となって突き進む状態でこそ、日本人は能力を発揮できるのだと思います。空を逆V字型に飛ぶ、渡り鳥のごとくです。先頭の一羽が羽ばたくことで、二列目以降の鳥たちに上昇気流を与えます。それで、先頭と比べて30%くらいの羽ばたきで飛べる、というのです。先頭は、疲れたら交代するようです。飛んでいるうちに数が減り、2羽になると、逆V字型が作れないため、他の隊に合流します。つまり、いくら強靭な鳥でも、1匹で海を越えよう、なんてしないのです。仲間に助けられつつも、自分ができることをやっていく、それが、渡り鳥の移動手法なのです。欧米人が鷹だとすると、日本人は渡り鳥のような感じがします。
しかし、決してもたれあってはいけません。渡り鳥も疲れたからといって、仲間をおぶったり、引っ張っていくのは見たことがありません。自分の力で飛んでいるのです。だから、掛け声はやはり「ガンバレ!」で良いのだと思います。お互いを慰めあうような言葉や、ミスを連発している仲間に気を使って何も言わないのはNGです。同志から「ミス多いぞ!」「ネットするなよ!」と言われれば、言われないようにがんばります。そして、言った本人は、「お前だってミス多いじゃないか!」といわれないために、ミスをするわけにはいかない・・・これも、言葉は”言霊”といわれる日本語の所以でしょう。しかし、私も反省しなければならないのですが、コーチがコレを言うと、選手たちはしょげてしまうんですね・・・。
今日の練習でも、Rくんは他の子たちに意見やアドバイスをしていましたし、Dくんはサーブのとき、Rくんのサーブをじっくりと見て研究をしていました。コーチは今日はそのことについて何も伝えていません。このような状態になってきたのはつい最近のことです。
私もまだまだ指導について、勉強しなければ、と思わされます。というのは、今になってようやくテニスの指導のスタートラインに立ったように感じるからです。きっと長年テニスの指導をしてきて、成果をあげている先輩方は、とっくにスタートして目的とする指導法をより洗練しようと努力されてきたのだと思います。私も、実在する優れた指導法を元に、独自のものをつくっていこうと思います。