
あすなろ幼稚園の卒園式に参列してきました。思い出の写真や、子どもたちの歌に、ご父兄と一緒に泣いてしまいました。
あすなろ幼稚園さんで初めてうちが関わらせてもらったのは5年前。最初にやった子達は、もう5年生になろうとしています。
園長先生は言葉の中で、あすなろを心の故郷とし、何かあればいつでも来てください、とおっしゃっていました。
幼児期は、その後の人生に大きな影響を与える時期と思います。母親が絶対と思っているように、つまり、幼児期は、視野の狭い頃です。そんな頃は可能性を考えにくいため、何かあると、強く心に決めることがあります。これを、幼児決断というようです。
猫が怖い、とか、僕はダメな子、など、何かのことで決断をしてしまい、物事の考え方や捉え方に影響を与えます。
フロリダのオレンジカップチャンピオンを排出したアメリカで活躍している尾崎コーチと昔、話していたとき、幼児期までの環境が、選手に大きな影響をあたえる、と聞きました。
いざというポイントで、落ち着いて切り抜けれるか、パニックになるか、幼児期の親の関わりで、決まる。情緒が育っていない子は、パニックになる。
いかに、幼児決断をポジティブなものにできるか。それには、大人がどの位置に立って受け入れるかと、子どもたち同士の関係を大切にすることだと思います。
うまく成果を出せない、なんかうまくいかない。それらの原因が、実は物心つく前にあるのです。
心の故郷。大丈夫だよ、がんばってらっしゃい!何かあったら、いつでも言ってね!それがある人は、チャレンジできる、失敗しても、大丈夫なんだ!と思える。
あすなろは本当に素晴らしい幼稚園。そんな幼稚園が、5年もお付き合いしてくださっていることを誇りに思います。