2013.4.17 誰もやらないから…

昨日、戦略立案について日創研の古永講師から学ぶ場で、クックパッドの経常利益が48%であると聞き、ひっくり返りました。経常利益は10%が目標、15%あれば優良企業と言われるのですが、この数値には驚きです。

料理の献立の提供を無料で行うことで大ヒット。これは、世の中、献立で悩んでいる人がたくさんいるということで、そこに目を付け、理念を持ち、戦略を立て、実践してきたから成果を出しているのです。

クックパッドの理念は『毎日の料理を楽しみにすることで心からの笑顔を増やす』

人が必ずやっている食事。これをアウトソーシングすれば外食とか、中食(外で出来合いを買ってきて家で食べる)となります。商売として考えれば、飲食店を開くとか、持ち帰り餃子店を開くなどという発想になります。しかし、自炊することをサポート、しかもタダで便利に使えるのですから、すごいものをつくりました。

ここから考えられるこれからの時代の売りは、アウトソーシングであれば、圧倒的な安さか圧倒的なサービスか圧倒的な味を持っていないとダメ、ということになります。しかしこれは、食以外のことにも言えると思います。

圧倒的なサービス、圧倒的な技術、圧倒的な何か、を提供できますか?

ということを、市場は必然的に求めるようになります。家でもレッスンが受けられるし、家でもガットを張ったり、宅配でできたりします。


もうひとつ、クックパッドのすばらしさですが、莫大な量の献立を整理するためのSE(システムエンジニア)の力があります。これによって、会員が求めているレシピだけを提供できる。たくさんのレシピから選んでください、ということではないのです。

ここから、時間を取られたくないという心理がうかがえると思います。時短商品は受けるのです。

普段やる、当たり前のことに目を向け、それを楽しみに変えることで大ヒットです。当たり前、というのは、こういうことだと思います。

テニス業界はこうだから仕方ない。
レッスンは普通90分だ。
販売とはこういうものだ。
テニスの人口は所詮少ない。
子どもは・・・
浜松は・・・
日本は・・・
経済は・・・
政治は・・・

これら全て、他力に任せる人の考え方です。トップランナーにはなれないでしょう。クックパッドは、誰もやっていないことをやってヒットです。ユニクロも、柳井さんが「なんで衣類はこんなに高いんだ」から、「フリースの値段、0を一個取ろう。誰もやらないなら自分がやる」という信念で、今があるのでしょう。

誰もやらないということは、やればチャンスがあるということです。あとは、気付きと行動力だけです。

僕もがんばろう!


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