久しぶりの更新となってしまいました・・ホームページ
http://ryutennis.comをご覧頂いている方はご存知のように、合宿や6月28日に行われたつま恋オープンジュニアのフォトシネマをアップしております。まだの方はぜひぜひご覧くださいね!フォトシネマを制作するスキルも上達してきた、かな!?
明日日曜は浜松こども館に行き、『教える達人』として、こどもたちにコーチの仕事を体験させてきます。8月3日にも招かれましたが、非常に楽しいものになりました。これで、テニスをはじめる子や、「大人になったら教える仕事がしたい!」という子が現われてくれればうれしいですね。私自身は、教える達人として、恥じない指導を心がけていきたいものです。
さて、レッスン日誌です。15:00~16:30はゲーム練習会、レベルは問わず、フルタイム受講の生徒は参加できる実戦練習会です。今日は強化のNくんとKくんが来ました。コーチもNくんとやりましたが、6-0の完封勝利でした。強い玉は打たず、パターンによってポイントを取っていきましたが、何か感じてくれたでしょうか・・。
さて、普段の練習では、スキルの学習、パターン学習など、やることがたくさんあり、なかなか試合の時間を取れません。そのため、土日の15:00~16:30はゲーム練習会の時間としたわけです。フルタイムの生徒にとっては週4回~週6回の練習+ゲーム練習で、最高の環境を用意しました。強化など、上位クラスではパターンを使える生徒も出てきており、下位クラスの生徒がそれを見てタクティクス(戦術)を学びとってほしいと思います。
16:30からはKちゃんとFちゃんの準育成二人が参加。基本的な練習をじっくりと行いました。まずはしっかりと身体で覚えること。そのため、割ときっちりとやります。形だけで覚えさせず、身体の動きの説明もしながら、考えさせながら身につけさせます。
18:00からは育成のメンバー7人が合流し、ストロークの球出しを30分間行いました。18:30からは強化の二人も合流し、トレーニングからのいつもの練習を行いました。ただ打つのではなく、条件をつけた練習なので、育成の生徒たちには少し厳しいと思います。上位クラスの生徒たちから学び取ろう、いや絶対学んで習得しよう!という強い意識がないと、とりあえず汗かいて楽しい、か、へこたれてしまうことでしょう。しかし、上達意識が強い、いわゆるハングリーな生徒にとっては、最高の環境です。下位のクラスで基本をしっかりと習得してから戻ってくる、でも良いでしょう。生徒には全員、その先、準強化、強化へと進むことを考慮に入れて指導しています。つまり、上位クラスで行う練習のために、下位クラスでの練習があるのです。厳しいですが、ついてくる生徒(練習にたくさん参加する生徒)には、絶対に成果を上げさせる覚悟で今後ともやりたいと思います。
19:30からは強化の練習。今日のゲーム練習会を見て、それを踏まえた練習としました。アカデミーでは早くボールに近づき、早い展開でプレーしていく、スピードテニスを主眼においていますが、それに必須となるのは、動きのスピードによって崩れやすくなるバランスを保つための土台と、基本のショットスキルの習熟度です。これが、どんなパターンを遂行するにも必要な能力となるため、ほぼ毎回の練習でこのレベルを上げるドリルを行いますが、今日はしっかりと説明しながらより確実にできるようにしました。
また、ゲームではオープンコートをつくれるボールが相手から打球されても待って打っていたり、オープンコートをつくりながら、そこから攻めていない、など、パターンがまだ習得できていないことを感じました。これには、条件と目的を確認し、意識を持って練習することを、量こなすことが必要です。頭で覚えるのではなく、身体が体得するには、神経回路の改善が必要ですが、それには『何を体得したいのか』をはっきりとさせた練習を、反復して行うほかありません。
神経というのはクモの巣状に張り巡らされており、例えばボールを目で見て→頭に信号を送り→頭で判断して(ボールをラケットで打とう)→手足などの筋肉に命令を下します。面白いことに、人によっては信号が遠回りをします、というより、近道が存在しないのです。すると判断が遅れたり、動作が遅れたりします。また、視覚能力(見る能力)、情報処理能力、出力調整能力(筋肉を適切に収縮させる能力)のどれか、もしくは全てが劣っていると、仮に反応が良くてもイメージ通りのボールが打てないわけです。つまり、テニスのスキルを上げるとは、神経系の改善がポイントとなるのです。
目的のない練習では、何を達成したいのか、何を改善したいのかがはっきりしていないわけで、神経系にとって適切な学習ができません。逆に、身体、つまり神経は動作から学習しますから、のんびりとテニスをすることに慣れてしまうと、俊敏な動きができなくなってしまうため、気をつけなければなりません。目的を持つ、例えば、相手からボールが来たとき、それが浅く力なく落ちるボールでありそうならば(条件)、ショートクロスに打球し、オープンコートをつくるとすれば、それが達成すべきものとなります。そしてそれが何度も繰り返し成功できると、同条件が発生したときに、学習したことが自動的に行われる神経回路がつくられるわけです。ミスが多ければ、何がミスの要因であるのかを特定(例えば違う条件下であった、スキルの未熟さ、など)することで、改善が必要であるとわかります。その改善というのも、結局は神経系の改善となるのです。
ゴールが示されていないマラソンは、誰も走りたくないでしょう。42.195km先のゴールが示され、自分の目標タイムを定めることで、それを達成できるよう、神経回路はフル稼動します。同様に、目的ある練習においては、神経回路はフル稼働し、改善されていくことになります。
さて、強化の生徒たちにとって、目的を達成するために障害となっているのは、基本スキルであると感じます。いろいろできる、ということよりも、これしかできない、という中で、どうやって使うかを考えるチカラでもあります。