「動物さん、なーんだ?」こう言ってからボールを出すと、「ボール良くみて!」と言ってもボールを見れない子でも、目がボールを追いかけるようになります。しかも「ウサギ!」と言い当てますから、「よくわかったね!それが、ボールを見るってことなんだよ。」と教えてあげると、ボールを見るという行動を覚えるようになります。
小さな子どもは、興味があるかどうかで行動が変わります。10球が同じ顔のボールではなく、どの動物が来るかわからない、このワクワク感が子どもの動体視力を育てます。将来、伸びのある上達を期待するなら、目を使う力を養うことが、上手に打てることよりも大切だと思います。ですから、私の開発した身体能力開発を主眼においた『エブリィテニス』のスクールではなくてはならないボールなのです。
ある程度理解できるようになったら、「それが『集中する』ってことなんだよ。」と言ってあげれば、集中しなさい!と大人が言うことも少なくなるでしょう。