テニスプレーヤーと『3出せ主義』

3出せ主義とは・・・



①お金を出さず知恵を出せ


 最初からお金に頼るんじゃなくて、知恵を働かせて0円でできることをやろう!ということです。


 ”無”を使えるようになったら、ようやく”有”を使いこなすことができる。


 ”無”を使えずして”有”を使おうとすると、必ず”無”に戻ってしまう=お金がなくなってしまうのです。


 知恵の働かないテニスプレーヤーは、お金をもらえません=勝てません。ね





②知恵のない奴は汗を出せ


 知恵が働かない・・・という人はお金を稼げないか、というとそうでもありません。


 手足を一生懸命に使って、汗を流す仕事だってあります。


 テクニックがなく、アタマの使い方を知らないテニスプレーヤーだって、どんなボールにでも飛びつこう!という気迫があれば勝つ可能性はあります。





③汗も出さない奴は追い出す


 アタマも使おうとしない、カラダも使おうとしないという人は早く追い出したほうがお互いのためです。


 つまり、テニスプレーヤーとして戦えない人だから、お遊びテニスの方が向いているということです。





 アタマもカラダも使うことはできるんだけど、テクニックや手段に頼ろうとして不完全燃焼になってしまうという人もいます。


 テクニックは使おうとして使うものではなく、目の前のことに一生懸命になっているとき、ふとココロに浮かぶもの・・・閃きといいますが、それを使うのです。


 最初からテクニックに頼ってはダメです。


 テニスの試合前、対戦相手について聞いたところ、下の3つの答えのどれかが返ってくるとしたら、どれがいいですか?


 「彼はすばらしいフォアハンドを持っている」

 「彼はどんなボールも返してくる」

 「彼はクレバー(賢い)なプレーヤーだ」


 僕なら、どんなボールも返してくる相手とは戦いたくないし、クレバーなプレーヤーも大変そう・・・。でも、すばらしいフォアハンドを持っているのなら、それを封じる術を見つければよいかな。と考えます。


 もちろん、良いテクニックは必要です。ただ、単にフォアハンドの練習をしてはダメです。


 どんなボールでも返すことができるフォアハンドなのか、


 クレバーな戦いをするためのフォアハンドなのか、


 相手の戦意を喪失させるようなフォアハンドか・・・


 それをアタマに置いて練習しているプレーヤーは必ず伸びます。





 ・・・ところで・・・


 学生のみんなは、なんのために勉強しているの?




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