『重いボール』とは?

よく、打ったボールを『重い』とか『軽い』って表現しませんか?


これって、どういうことでしょうか・・・


当然ですが、ボールごとに重さの大きな違いはありません。
56.0g~59.4gが規定です


もちろん、どうやって打ったか?というのが、キーポイントです。


実は、『速くて重いボール』はありますが、『遅くて重いボール』というのはありません。


ふわわわ~ん、て飛んできたボールを打って、「うわ!重い!」ってないでしょう?


重いボールとは・・・


①速いボール

②回転の多いボール

③対応がうまくできなかったボール


のことを指すのです。




①と②は打球の質の問題、③は受け手の問題です。


①と②は普通にわかると思いますが、③は考え物です。


私がいつも選手に言っているショットの良し悪しを決める3要素があります。


それが、コントロール・パワー・タイミングです。


相手がどこに打つか、どんなボールを打つか、どんなタイミングで打つか・・・


それが受け手の予想と違うボールが放たれたとき、受け手はボールに対応できず、ボールの芯を捕えられないので、『重く感じる』わけです。



テニスは壁と戦っているのではなく、予想によって動く人間を相手にしています。


自分がどんなボールを打つかも大切ですが、


相手の予想を覆すようなショットが打てることも大切です。


そしてそういう意識を持って練習しているか、です。






『重いボール』を打ちたいとココロから願っている皆さん・・・


ボールは重くなりませんよ!!


相手に、重く感じさせる工夫をしましょうねっ!




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