「言葉が、まず最初」
「今日は調子が悪い」と誰しもが思ったり聞いたりしたことがあると思います。調子が悪いから、ミスをするのか、というとそうではないかも知れません。
ミスをすると、「もう!」とか「何やってるんだ!」という言葉がでてくる選手がいます。これはもちろん、一生懸命にやっているからこそ出てしまうのですが、そうするとどんどんプレーが悪くなります。
これは、そういう自分に向けた『喝』なのですが、その言葉を耳がひろってしまうことで、さらに自分をおとしめていく。その結果、次のミスを招く、という考え方もあるのです。
卵が先か、ニワトリが先か、と同じで、「言葉」が原因か、「ミス」という事実が原因か・・・それには答えはないと思います。
それよりも、こう考えてみよう、と子どもたちに伝えることがあります。
「ミスという事実をなくすのは難しい。言葉を変えるのは簡単。」
日本人は、心にもないことは言ってはいけない、という教育を受けています。だから、素直なんですね。でも、同時に、思っていることを言わないことを美徳と教わることもあります。
それが、スポーツなどの、自分の身体を使って表現するような機会では、素直に、思っていることを言ってしまう傾向があると感じます。
そんなときに秘密兵器があります。それが、通行者を数えたり、鳥の数を数えたりするカウンターです。
良い言葉を使ったときに、「カチッ」と押してみよう。10回「ツイてる!」と言えば、10回「カチッ」と。すると、カウンターの数字は10になっているのです。
良い言葉が10貯まったのです。どこに?というと、耳を通して脳に貯まっているのです。
貯金箱に貯めたお金は、お金に困った時に助けてくれるものとなります。それと同じで、良い言葉も、困った時に助けてくれるんだよ。
お金に困っていない時だからこそ、貯金はできるものです。だから、良いことがあったときだけではなくて、普段から良い言葉を言う癖をつけておこうね。
そんな話をします。
貯金の大切さと同時に、良い言葉を貯めておく大切さを教えるのも、今の時代は大切なのかもしれませんね。もちろん、自分自身にも必要なことと思っています。
みなさんも、チーム・ハッピーワーズ(幸せコトバを使う会)に入りませんか^^