メンタルマネージメント⑩~集中を邪魔するもの

さあ、メンタルマネージメントトレーニングも残すところあと2回!
張り切って、行きましょう!


メンタルマネージメント⑩~集中を邪魔するもの
意識状態の切り替え




 では、どのようにしてそれぞれの意識状態(メンタルマネジメント⑨~テニスにおける集中を参照)に自分を持っていくことができるのでしょう?




 まず、それぞれの意識状態を体感しましょう。そして試合中にその意識状態に持っていくコツを見つけ出し、身に付けるのです。例えば、試合開始まで音楽を聴いている選手は、内的集中状態に入ろうとする試みなのです。




集中を阻害する要因




 前述したように一流選手は意識をコントロールし、良いパフォーマンスを発揮することができる能力を持っていますが、時には環境により左右されることがあるのです。




 集中を妨げる4つの要因

 ① 外部(雑音など)
 ② 内的雑念
 ③ 外的プレッシャー
 ④ 内的プレッシャー




 「(今日は)調子が悪い!」と言う言葉を良く聞くが、これも過去の良かったときのプレーとの比較によって、それが内的雑念となって集中しきれない状況に陥っているからである。




 良いパフォーマンスのためには、まず過去の経験や将来への不安への気持ちを断ち切り、現状を受け入れ、”今やっていること”に集中することが必要である。





 乱数表(数字がたくさん書かれている紙)を使ったテストなどを通じて、自分がどの要因から集中を妨げられるやすいかを確認し、それに応じて対策を考えることが必要なのです。




 気になるものはしょうがないです。風や目に入る太陽、過大な声援など、自分の集中状態を阻害する要因はたくさんあるのです。それであれば、「いやだなあ・・」と思うのではなく、まず状況を認めなくてはならないでしょう。相手も同じ条件なんですし。。




 しかし、ベストな状態はまさに子どもが遊びに熱中している状態。暗くなっているのを知らずに遊び続け、母親に怒られる子どもたちは、実は集中の達人なんですよ!



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