人の認知活動

こんにちは!リューコーチです。今日は、人の認知活動について、お話しますね。


人の認知活動


『聞く』ということ

聞くことは決して受身ではありません。例えば、「こんにちは」というコトバを聞いたとき、「こんにちは」が何かを知っているから、挨拶だな、ってわかりますね。そして返事をするわけです。

でも、日本人じゃなければ、日本語はわかりません(コンニチハくらいはわかる人は多いでしょうけど・・)。つまり、自分のアタマの中にある「こんにちは」を一旦出して、そのときに言われた「こんにちは」と比較するのです。『聞く』ことは、実はとても活動的なんです。



『知る』ということ

例えば、本を読んだりして、人は知識を身に付けます。自分の外にある知識を『知る』わけです。でも、そのようにしたり、体験によって身に付けた知識(仮に内知識とします)というのは、忘れているわけでもないのに必要なときに、思い出せないことがよくあります。

知ってることでも、自分の外に出してやると「そういえば知らないところもあったな・・・」みたいに、その内知識を再認識することができます。外に出す方法はたくさんあります。ブログ、日記などのように『書き出す』ことや、人に話す、人に教えるなどのように『口に出す』ことです。

そうやって外に出された内知識と新しい知識とを比べて類似点や違いを見つけたり、新しい知識を付け足したりして、さらに”充実した”内知識となって、アタマに記憶されるわけです。

ですから、『知る』ということも、実はとても活動的なんです。




『学ぶ』ということ

例えばプロのテニスプレーヤーのプレーを見ます。プロのようになりたい!と思って、頭でイメージするだけでは『学んだ』ことにはなりません。

マナブ、とはマネブ・・そうマネをすることがとても大切です。でも、本当にマネをしようとしていますか?言い換えると、自分の動作と、プロの動作を比べて、近づけようとしていますか?

人は、「こう動いているだろう」と思うことと、実際の動きにギャップがあるものです。思ったとおりに動けない、というのはこういうことです。では、他の人を見るように、カガミやビデオなどで、自分の動きを客観的に見てみましょう。

そうすることではじめてマネができるのです。自分の目では何も使わなければ自分の全体像は見ることはできませんよ!




『聞く』『知る』『学ぶ』。全てに共通することですが、「まず出す」ことが認知活動には大切です。より深く、よりしっかりと身に付けるには、自分の中から一旦出してしまうことが大切なのです。

特にテニスプレーヤーとしては、自分の姿や動作をビデオやカガミで見る癖をつけることです。マリオテニスのキャラクターのように、自由自在に自分を操りたい人は必ずやりましょう。




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